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もっと知りたい!ヴェルサイユの宮廷人~ブルボン王朝/王様編~

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華やかなヴェルサイユに生きた人々。その人柄や人間関係を知っておくと、歴史小説や映画ももっと楽しくなりますよ!

ヴェルサイユに生きた王族、貴族、平民の中から、今回は王様をご紹介します。

ルイ13世

ブルボン朝2代目の国王。女癖も悪くなく(それどころか王妃の浮気が原因で薄毛になってしまう)、政治的にも確固たる手腕を発揮し、絶対王政の基盤を確立する。狩りのための離宮をヴェルサイユに建てる。41歳で逝去。

ルイ14世

父、ルイ13世の後わずか4歳にして王位を継承。72年というフランス史上最長の在位記録を持つ。
有能な側近に恵まれ、政治、経済などすべてにおいて精力的に取り組み、王権を強化。フランス絶対王政はルイ14世の頃に頂点に達した。

性格は華やかで豪快、自分自身について「私の中に太陽が宿っている」と言ってしまうほど自己顕示欲は強め。

恋愛遍歴は自由かつ豊富で、貴族からメイド、女優とあらゆる身分の女性と親密な仲にあった。その一方規則的な生活とありえないほど律儀な礼儀を好み、のちにアントワネットがうんざりするヴェルサイユの細かすぎるエチケットの数々を考案。
王自身、細かすぎるエチケットには大変ご満悦で貴婦人からメイドに至るまで、身分に関係なく自らきちんと挨拶を行っていた(女性限定)。

ヴェルサイユにあった父の離宮を大幅に改築、増築し、さらに広大な庭園、噴水を建造。壮大かつ絢爛なヴェルサイユ宮殿へと進化させる。こうして、唯一無二の圧倒的な存在感で「太陽王」、ルイ14世の名にふさわしい究極の宮殿が誕生した。

王妃との間に子女を授かるもあいかわらず生活は華々しく、ダンスを好んでたしなんだり、女性関係のあれこれは尽きなかった。

「寵姫」(または愛妾)が王妃を押しのけて寵愛を受け、王が愛人のために莫大に浪費するというブルボン朝のトンデモ前例を作ったのもルイ14世である。晩年、ヴェルサイユ関連(建築から愛妾まで)の経費、さらに戦争の経費がかさみ、財政的にはこの頃すでに危険を含んだものとなっていた。

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ルイ15世

偉大なるルイ14世のあとを継ぎ、側近にも恵まれフランスを繁栄へと導いたかと思いきや、戦争に負け続け金も権利も失いたった1代でブルボン家を傾ける。

政治に関心が低く、ルイ14世のようなカリスマ性もまったくないが唯一外見だけは麗しい美男であった。

王としての手腕と存在感がほとんどないような反面、愛人に関しては抜きんでていた。

王の政治力がないから、とアントワネットの母にしてオーストリアの大女帝、マリア=テレジアと政治的に渡り合うポンパドゥール夫人、愛妾の立場にいながら王太子妃アントワネットにけんかを売るデュ・バリー夫人を含むパンチの効きすぎる愛人のほか、数多くの浮名を流した。

その生き様は名誉なのか不名誉なのかわからない「最愛王」という別名が付けられた。もはや政治的な事項より女性関係での記録が多い人である。

愛妾とは→
学校で深めることのないであろうこの分野。フランス宮廷を知るには欠かせないキーワードのひとつです。

ルイ16世

財政が立て直せないままの王朝を引き継ぐ。オーストリア=ハプスブルグ家との政略結婚のため、マリーアントワネットと結婚。

その人柄の評価は鈍感、無能といった辛辣なものから温厚、勤勉といった好意的なもの、さらには内向的、臆病といった表現まで多岐にわたる。

先代の王とは異なり、女性に興味を示さず、アントワネットをひとりの男性として愛する態度に欠けたものの、他に愛人を作ることもなく、女性に溺れることはなかった。

ルイ16世の女性観は、女癖が悪く浪費を重ねた前王への嫌悪感、あるいは前王に嫌悪感を抱いていた教育係の指導が原因という指摘がある。

平民たちのことを想う一面があり、貴族ともに支持を持つ王だったが、アントワネットのわがままや強欲な貴族を押さえられない一面も併せ持ち、ゆえに無能というイメージが付きやすいようである。

しかし、どの資料を見てもルイ16世が激高したり、人を叱責したり、悪く言ったというような記載は一切見当たらないのもまた事実である。

アントワネットとは夫婦の絆を築けないまま子供を授かることとなる。

性格的に真反対の夫婦であったが、かみ合わないなりにも幸せな瞬間はあったことは散見される。
王家への不信感や財政面の赤字は先代から存在したため、近年では気の毒な王様、という見方も存在する。

オリヴィア
オリヴィア
ヴェルサイユに住んだ王様はルイ14世、15世、16世のたった3代だけなのね
ジュリエット
ジュリエット
貴族も引っ越させて膨大な使用人達もいたから、最盛期には1万人を超える人々がいたというね
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