フランス革命 豆知識

ボルドー、フランス革命100周年記念碑②~勝利の馬車~

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前回に引き続き、お散歩気分でボルドーを歩いてみましょう。
今日は、ジロンド派記念碑の白眉、ブロンズの彫刻です。
 

頂点には“自由の天使”。
柱の土台、中段のテラスの部分には雄鶏と川、
街などが擬人化された女性像が表裏一対になるように置かれています。

こちらは正面、雄鶏と2人の女神。
女神は右が「歴史」を、左が「雄弁」を表しています。
(その裏にボルドー、ガロンヌ河、ドルドーニュ地方を擬人化した女神があります)

その足元には、馬と女神、天使たちのドラマティックな噴水彫刻。こちらも表裏一対となるように置かれています。

表も裏も、女神を中心に、4頭の「馬」を引いた「馬車」に乗っています。

この馬車は「クワドリガ」(quadriga)と呼ばれるもの。
古代ギリシアや古代ローマで使われていた戦車で、
古代神話では神々の乗る戦車でした。
そこから、彫刻やレリーフなどに描かれるときには
「勝利の象徴」となっていきます。

クアドリガの彫刻はこの他、ドイツのブランデンブルク門、
パリのカルーゼル凱旋門などに見られます。

 

ジロンド派記念碑のクアドリガはちょっと変わっていて、
よく見ると馬のひづめは開いてまるで水かきのようなものが。

中心に載せた女神と馬の間もよく見ると、
巻き付くような魚の尾ひれのようなものが見えます。

この「尾ひれ」をよ~く見ると・・・
これは、なんと「馬」の下半身。

この彫刻は噴水が通してあり、躍動感のある彫刻の間を
(さらには馬の鼻の穴からも)勢いよく水があふれ出しています。
この馬は人魚ならぬ「馬魚」。

噴水の勢いと、四方に飛び出す半身を魚と化した
クアドリガが独創的な作品です。

カンコンス駅側のクアドリガは、手のひらのついた杖を掲げた女神。
両脇を固める天使はぽよんとした愛らしい体型とは裏腹に、凛々しく力強い表情。

前に倒れる男たちはそれぞれ、無知、嘘、偏見を表しています。

反対側には、オリーブの枝を掲げた女神。

ブロンズを使用したこの作品は、第二次世界大戦中に金属が必要となり部分的に使用されてしまうという目に遭ったものの、1983年に復元され、現在にその姿をとどめています。


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